吊り足場
吊り足場とは、ある建設·施工物から、吊り下げられた状態の足場のことです。
吊りチェーンやパイプ·金具·作業床などを用いて、上から吊り下げる形で単管足場を設置します。
地面から上に組み上げていく通常の足場とは対照的に、吊り足場は上から吊り下げるので、地面の形状などによって設置が困難な場合は活用されています。
よく採用される現場ケースの例としては、線路など交通インフラの底面の施工工事や、プラント等の定修工事などが挙げられます。
吊り足場のメリットは、設置範囲が広いことと、工期を短縮できること。
足場を水平方向に組み上げていくため、広範囲にわたる作業に適しています。
また、移動床を設置し、延長作業を行えば足場は完成するので工期自体を短縮することも可能です。